アラフォー女が転職活動してみた。

アラフォー&子持ち女の転職までの道のりです。

SATCに学ぶ恋愛と結婚

先週金曜のみ霊祭りに続いて、土曜もめいっぱい遊んでしまいました。


妊娠発覚直前に遊んで以来だった大学時代からの親友Mちゃんと、
「SATC2」を鑑賞しよう!と新宿に集合。


彼女とは学生時代から数々の映画を一緒に鑑賞していて、おそらくもっとも一緒に映画を観た回数が多いと思われ。
職業も同じ編集者ということもあり、恋愛、仕事について、頻繁に語り合い、お互いのダメなときもよく知ってる仲。


思えばちょうど2年前、Mちゃんと「SATC1」の映画を観た直後に、お互い今の相手に出会って付き合いだしているわけで、
当時、ビッグみたいな愛があるのかないのかわからない難しい人を追い掛け回していた私はキャリーに共感しまくりで、
それでも「エイダンみたいな優しい人は無理!」って思っいたのに、結局エイダンみたいな旦那と結婚した私w


まあそれはいいとして、たった2年で自分を取り巻く状況がこうも変わるとは思わなかった。

映画を観る視点も、キャリーより、子持ち組のミランダ、シャーロットに移行。
前回は離婚騒動まであったミランダが、今回は育児ノイローゼ気味のシャーのフォローに回って、話聞いてあげたりしてる余裕ぶり。
主婦にもたまには休息日って必要だよね。
我が家はアブダビまでは行けないとしても、都内で一泊くらいさせてほしいなあ(笑)


キャリーはキャリーで、仕事では成功して、ビッグの愛も手に入れたのに、結婚して2年経って、ついつい昔の恋人にときめいてしまうっていう。
「ほんとにどうしようもない女だなあ」と思いつつ(笑)、自分にも似たような経験はあるし、これもある意味永遠のテーマだと思う。


キスした瞬間に罪悪感でいっぱいになってビッグに自ら懺悔するあたり、冷静に考えたら「いくつだよ!」って感じだけど、
本当に大切なものって、失いそうになったり、失ってから気がつくことってたくさんある。
キャリーはビッグの大人な切り返しのおかげで失わずに済んだけど、子どもがいない夫婦というのも、関係を持続するのは大変なんだろうね。

ずっとステキな恋人同士のようでいられれば理想的だけど、それも難しそうだし。
そのために子どもを作るってわけではないけど、子どもができて新しい関係性が生まれてくるのは事実だと思う。


忘れちゃいけないサマンサ姉さんは、もう言うことナシにいちばんはじけてくれてました。
1では恋人に尽くすいい女だったけど、「恋人よりも自分を愛してる!」とはっきりと気がついて別れを告げ、またまた自由に生きるイイ女になってます。
今回は笑い要素メインだった気がするけど、全体のバランス的にはちょうどよかったのかな。
とくに、アラブの道端でコンドームばらまいてしまって避難ゴーゴーの中、逆ギレするシーンは最高。
このパワー見てると、「性」=「生」なんだなってつくづく思う。


これだけタイプのまったく違う4人が相変わらず親友でいられるのは、いろんな生き方があるけど、それを認め合っているからなんだろう。
日本では結婚しちゃうとあまりないかんじもする。


同じ境遇の仲間も必要だけど、全然違う世界の話だって知りたいし、聞きたい。
そんな気持ちもあってか、最近会う人会う人に、「子どもが産まれても恋愛話聞かせてね」とか言ってる気がするな。


この街にも、ニューヨークほどじゃないけど、いろんな生き方をしているいろんな友だちが存在してるから、それを忘れたくないと思う。


自分もかつてはサマンサであり、キャリーであり、そしてこれからはシャーロットやミランダになる。
もちろんあんなにセレブじゃないけど、それでも彼女たちがどうしても自分の分身に思える瞬間があるのです。


昔、男の人に憧れて、「男に産まれたかった」と思ったこともあったけど、今ならはっきりと「生まれ変わっても女がいい」と言える。
妊娠も出産も、女だからできることだし、あんな4人のような友情を築ける大人になりたいって思う。


正直、2はなくてもいいかなと思っていたけど、あらためて、すごく愛しい作品だと思った。
ベタなアメリカっぽい演出、手放しで笑えて元気をもらえる、ハッピーエンドという、妊娠中に観るには申し分ない映画です。