アラフォー女が転職活動してみた。

アラフォー&子持ち女の転職までの道のりです。

LIVE or DIE

人生最後ってわけじゃないけど、
おそらく出産前最後のラストライブに行ってきました。
お目当てのアーティストはもちろん椿屋四重奏


7ヶ月のくせにライブハウスのスタンディングライブに行くなんて無謀!と自分でも思いましたが、
なにかと思い入れの深いバンドだったので、当日の体調と相談する!という条件で決めました。
それにモッシュ系じゃないしね。


思い起こせば初めて彼らのライブに足を運んだのは6年以上前。
大学4年の6月だったかな、下北沢クラブQUEだったと記憶しています。


その衝撃的なサウンドは、唯一無二という言葉がふさわしい艶っぽさ(でもヴィジュアル系とかとは全然違い、力強くも色気がある)、
生来の追っかけ魂(そんなものがあるのか)に火がついてしまい、
その後1年間で全国あわせて20箇所以上ライブに行き、人生初・出待ちというものもいたしました(若かったので)。


熱病にかかったように通いつめたのは、自由な身だった大学生の間のみで、
その後は大人らしく、都内でのライブのみ参加するようになり、
仕事でインタビューさせてもらうという夢も叶いました(子どもの頃、漠然と音楽ライターに憧れて、それはただ好きなアーティストにインタビューしたいという思いのみだったのだけれど、まさか自分にそんなチャンスが訪れるとは)。


某テレビ局の控え室にて初?対面した際には、「なんで?」と中田氏が爆笑してくれたので安心したものです。

インタビュー中はイメージ通りの優しいふつうのお兄さんで、ステージ上のオーラみたいなものはあまり感じないけれど、でも、言ってることには一本筋が通っている、そんな印象を強く持ちました。

志の高い人間というのはこうも強く、ぶれないものなんだなって、
今の彼らを見てもあらためて感じます。

そしてそんな姿に、何度も背中を押されたものです。

自分なりにこの6年を振り返り、
それぞれのシーンに彼らの音楽が欠かせなかったなと思い(おもにドロドロとした恋愛絡みだけどw)、
ひとつの区切りとして見ておきたいという気持ちがありました。


そんなわけで、椿屋が縁で6年前に知り合い、
今では椿屋抜きでも大切な友人であるふたりと渋谷AXへ。


この日椿屋を見るのは何度目のことだったろう。
何度も何度も見たはずなのに、いつもいちばんに思い出すのは6年前の10月の渋谷クアトロでのライブ。
アンコールで紙吹雪の舞う中、ギターをかき鳴らす姿が脳裏に焼きついてる。
ジリジリと胸の奥が焦げるような感覚は、やはり恋にも似ていたのだと思う。


なんてちょっと感傷的になりつつ、今では成長した彼らを見守るのが、自分のことのように嬉しい。
自分のことというか、親戚のおばちゃんのような気分か(笑)。


「体調に異変があったらすぐに外に出る」と決め、いちばん後ろの壁にもたれかかりながらゆっくりと開場。


まず1曲目からこの曲で

一緒に行った友人にも言いましたが、これで私的取れ高は4割。
実は5曲くらい好きな曲が聴ければ満足!と勝手に決めていたもので、
しょっぱなから現在のいちばん好きな曲をやられてしまい、
その後もファンサービスでは?と思えるような、「熱視線」的選曲が続いて、
1/3を終える頃には、あっさり取れ高10割を超えてしまったのです。


途中何度かお腹が張ったりすることもあり、
「これだけ聴いたら出よう」と思うものの、
結局、「次の曲も気になる」という思いに負け、その繰り返しで2時間、一度も退場することなく終わりました。


正直、ここ数年でベスト5には入る満足度で、お腹の子にもすばらしい胎教になったかなと思います。
ステキな音楽と、出会いと、友人に感謝の1日でした。

孤独のカンパネラを鳴らせ

孤独のカンパネラを鳴らせ