【メモ】おっぱい
母子同室2日目にして、夜泣きの洗礼
を受ける。
初日のなんてかわいいものだったんだな。。(泣いてはおらず、むずがっていた)
ギャン泣きして、おっぱいをくわえさせるも、肝心の中身が開通してないからもちろん出ない。
最初のうちは勢いよく吸い付いてくれてたのに、あまりに出ないからか、そのうち受入拒否(涙)。
泣き止まないのはおっぱいが出ないからかもって考えると、絶望的な気持ちになりながら、
深夜3時頃、立って赤子を抱っこしてゆらゆら。
縦抱っこして背中をさするか、これが好きみたいで、眠るまで続ける。
自分が妊娠するまで、おっぱいなんてなんとなく出るものだと考えていたし、出ないって悩む人の話も(当然だけど)他人事だと思っていた。
でも、いざ自分に子どもが産まれてもピクリともしないおっぱい(見た目も)に、
悲しくなる気持ちや焦る気持ちがよくわかった。
そんなことを考えていた矢先、胸元が冷たいと気がついてふと見ると、
素肌に直接着たワンピースの両胸の先端から、広がるようにしみができていた。
驚いて確認すると、少量ずつしみでているじゃないか。
息子を抱きしめてちょっと泣いた。
こんな当然で些細とも思われることが、新鮮で、嬉しく感じられるなんて、子育てってすごい。
毎日が成長と発見の連続だ。
その後、1時間ほど仮眠して目覚めたら、見たこともないくらい胸が張っていて、おっぱいの準備が進んでいるのがわかった。
まだまだ少量しか出ないけど、
おっぱいを吸っている息子の安心した表情を見ていたら、幸せすぎて、
自分はこの子に会うために産まれてきたんじゃないかと思った(矛盾しているが)。
これまでの価値観がすべて覆されるほど、この瞬間が幸せに思える。